認知症総合支援機構株式会社

認知症とは:認知症の種類

認知症の症状が現れる主な疾患の種類

変性性認知症
認知症を引き起こす70種類以上ある病気のうち、もっとも多いのが、脳の神経細胞がゆっくりと死んでいく「変性疾患」と呼ばれる病気です。アルツハイマー型、レビー小体型、前頭側頭葉変性症などがこの「変性疾患」にあたります。

アルツハイマー型

認知症の原因としてもっとも多い病気で、もの忘れから始まり徐々に症状が進行していく進行性の病気です。脳にできるアミロイドベータやタウという異常なタンパク質が脳細胞の働きを弱めて死滅させることが原因と見られており、記憶を司る脳の海馬周辺から脳が左右対称に萎縮していきます。病気の経過や症状は個人差が大きいのが特徴です。

レビー小体型

脳にレビー小体という異常なタンパク質が大脳皮質に広がって起こるもので、実際にはないものが見える幻視や妄想などの精神症状とパーキンソン病のような症状が伴います。1日の中で症状に変動を生じるのが特徴です。

前頭側頭葉変性症

初老期や65歳未満の若年性認知症患者に発症することが多く、脳の前方や側頭の神経細胞が壊れ大脳が萎縮することによりって起こる病気です。「人間らしさ」を担う部位がある前頭葉や側頭葉の異常が目立つため、症状の進行に伴い、人格の変化や常同行動、異常行動が見られるのが特徴です。

脳血管性認知症
変性疾患に次いで多いとされているのが脳血管性認知症で、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳動脈硬化などの脳の血管の異常により起こる認知症です。脳梗塞や脳出血を何度か繰り返すことで脳の機能が低下し、脳血管障害を起こすたびに症状は脳血管障害を起こすたびに進行します。脳血管性認知症は高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病が原因と言われており、初期症状として、もの忘れの他に、高血圧や頭痛、めまいや四肢のしびれ感などが出ることがあります。脳の血管異常により障害を受けた場所と正常に働いている場所が混在しているため、認知症の症状にムラが生じることが多いため、「まだら認知症」ともよばれています。アルツハイマー型認知症が女性に多いのに対し、脳血管性認知症は男性に多い病気です。

認知症の原因となる病気の割合

認知症の原因となる病気には、主に「アルツハイマー型」「脳血管性」「レビー小体型」の3つがあり、もっとも多いのがアルツハイマー病です。